症例

No.65「寝る時に外さなくてもよく、入れ歯ということを忘れてしまいます」(60代 女性)

症例

寝る時に外さなくてもよく、入れ歯ということを忘れてしまいます

こちらの患者様は、インターネットで様々な情報を調べた上で、ユアー歯科クリニックの監修する「良く噛める入れ歯治療専門サイト」をご覧になり、相談にいらっしゃいました。もともとミラクルデンチャーに関心を持たれ、その取扱いがあり実績も豊富な歯科医院を探していたそうです。

前歯部は、以前に他院でブリッジ治療を受けていましたが、それが外れてしまい、暫定的に保険適用の部分義歯を使用されていました。しかし、痛みがあって使用するのが負担となっていたようです。今回の治療では、上顎を覆う「床」の部分ができるだけ小さく、見た目が自然で、しっかり噛めて痛みのない入れ歯を希望されました。インプラント治療も検討しましたが、持病への影響などの身体的負担、欠損歯数が多いことからの経済的な理由から、入れ歯でより良いものを設計する方針に決定しました。仮に当院でインプラント治療を行った場合ですと8本の場合ですと治療費は300万円以上かかると思われました。

ミラクルデンチャーは、多くの入れ歯の種類の中でも非常にコンパクトに作ることが可能で、上顎の部分をくり抜いた形状に設計されています。一般的に、上顎の入れ歯は上顎を覆う床の部分が吸着力を発揮し、さらに金属のクラスプ(フック)で維持しますが、ミラクルデンチャーは大きな床や複数の金属フックがなくても安定するように設計されています。知恵の輪のような構造でお口にしっかりとはまり、周囲の歯に負担をかけず、点や線ではなく「面」で支える特殊な構造が特徴です。そのため、見た目が自然で審美的にも優れており、特に女性から多くの支持を受けています。

見えない部分に補強する金属としては、白金加金を選びました。金は、身体に優しい素材であり、適度なしなりがあり、噛み心地も良好です。耐久性、安全性、噛み心地など総合的に優れており、ミラクルデンチャーとの相性も良好です。さらに、金属の味がしにくいという方も多く、舌が触れやすい部分であるため、この点もメリットになります。デメリットとしては、チタンなどの他の金属に比べると少し重くなること、そして費用が高額になる点が挙げられます。

今回は、歯を失うことになった大きな原因である歯周病の治療から開始し十分改善を確認するまで治療期間がかかりましたが、入れ歯がセットされた後も、それを長持ちさせるために重要なことが「菌」と「力」のコントロールです。今後は、定期的にメンテナンスにお越しいただき、専門的なクリーニングや噛み合わせ、義歯の微調整を行いながら、大切に管理していく予定です。

治療の概要

費用

ミラクルデンチャー 上 右上41 1234567  539000円

治療期間と回数 10ヵ月(約25回)
副作用とリスク 慣れるまで口腔内で異物感があります。

 

装着前

装着後

装着前

装着後

装着後

装置

装置

装置