症例

No.64「見た目も綺麗で、しっかり動かない義歯になって満足しています。」(50代 女性)

症例

友人と楽しく食事に出かけたり、おしゃべりできることに感謝

こちらの方はインターネットで検索され、ユアー歯科クリニックの監修する「良く噛める入れ歯治療専門サイト」をご覧いただき、ご相談にいらっしゃいました。他の歯科医院で作成した入れ歯を紛失してしまい、その前の仮の入れ歯を使用している状態でしたので、今回は是非とも良い入れ歯に作り替えたいというご希望でした。

インターネットで入れ歯のことを情報収集され、BPSデンチャーの取り扱い事例が豊富な当院を選ばれたそうです。BPSデンチャーとは、Biofunctional Prosthetic Systemの略で、イボクラールビバデント社(リヒテンシュタイン)とヨーロッパの歯科大学、臨床医が共同で開発した精密入れ歯を製作するためのシステムです。一般的な入れ歯とは製作過程が大きく異なるフルオーダーメイドで作製され、繊細な手作業を経て、人工物とはわかりにくい優れた審美性を兼ね添えています。

ご本人から「見た目をキレイにしたい」「長くいいモノを使いたい」「入れ歯を軽くしたい」「厚くて違和感があったことを解決したい」等のご希望がありました。
そこで、BPSデンチャーの床の部分を通常のレジン(歯科用プラスティックの一部を「メタルプレート」に変更しました。これにより、入れ歯を薄くしながら強度を高めることができます。色や形状も気になっていたということでしたので、BPSデンチャーにより大きく改善することが期待できます。上顎が総義歯、下顎は2本の残存歯を活用し、根面版にクーゲルホックアタッチメントという保定装置をつけることで維持力が向上しています。

入れ歯を外れにくくするために、このようなアタッチメントを使用することは有効で、これまでは磁石を使用するケースが多かったのですが、デメリットとしてMRI検査撮影の際に外す処置が必要になることがあります。(磁石の磁気が共鳴してしまうため)


クーゲルホックは
・クラスプが不要になるので見た目が良い
・構造がシンプルで破損のトラブルも少なく、フィメールはプラスティック製であるため経済的
・義歯が外れにくくなり、咬合時の沈み込みを軽減させ咬合力を高める。

等のメリットがあります。

今回は、人工歯の色や配列(歯並び)をキレイにしたいというご希望に沿えるように、BPS認定歯科技工士が直接、肌の色や好みを聞いた上で精密印象、配列(歯並びチェック)を行い、人工歯や歯ぐきの部分(ピンクの床)のカラーリングを行いました。

ご本人からは「歯を見せて会話をすることが気にならなくなった。義歯をつけている苦痛が軽くなった。大切に使っていきます」と評価いただき、歯科医師、歯科技工士他スタッフ一同も大変嬉しく思います。

治療の概要

費用

BPSデンチャー+チタンプレート  605000円+198000円×2 計:1,606,000円

治療期間と回数 8ヵ月(約25回)
副作用とリスク 慣れるまで口腔内で異物感があります。

 

装着前

装着後

装着前

装着後