症例

No.46「見た目のこだわりが反映された義歯(入れ歯)でした」(40代 女性)

症例

2021見た目のこだわりが反映された義歯(入れ歯)でした

こちらの方はインターネットで「入れ歯」のキーワードで検索されて、当院をお知りになり来院されました。

主訴は、上の歯のブリッジが取れそうになっているところを治したいということでした。
レントゲン等の検査の結果、多数歯のブリッジの土台となっている歯の多くが重度のむし歯や歯周病になっており、再びブリッジの治療を行うことは難しい状況であることがわかりました。
したがって上の歯については残念ながら保存可能な歯がなく、よくよくご相談の上で、抜歯をして総義歯にするご提案をしてご納得いただけました。
初めての総義歯ということで不安もおありだったと思いますが、治療中も仮歯を使っていただくことで見た目の変化を極力なくすること、最終的な義歯も義歯と分らないように審美性に優れたものであること、等のご希望に合わせて綿密に打ち合わせをしながら治療を進めて参りました。

抜歯をする時は、これまで使用していたブリッジを外すことになります。通常ですと、歯がない状態で型取りをしてからの義歯製作になりますので、歯が無い期間ができてしまいます。そこで即時義歯という方法で、ブリッジがある時に型取りを行い、それを元に歯がない状態を想定し、歯科技工士と打ち合わせをしながら仮の義歯を作成していきます。
仮義歯は、抜歯をする前に完成させておき、抜歯当日に仮義歯をすぐに装着します。
型取りのための印象材をお口から外す時に、状態がよくない歯も一緒に外れてしまうことがありますので、そこは慎重に通常は使わない細かい道具を使いながら丁寧にゆっくりと進めていきます。

総義歯の選択肢は、金属床や人工シリコンの内面が柔らかいコンフォート義歯など様々な種類があります。今回は、機能的に優れ、見た目も綺麗で一番良いものということでBPSデンチャー(超精密義歯)を選択されました。

下顎は義歯の大きさがコンパクトで違和感が少なく、咬合機能に優れたミラクルデンチャーを選択し、上下の噛み合わせが理想的な状態になるように、担当歯科技工士と十分診査しました。

上の最終義歯となる総義歯(BPSデンチャー)は、歯科技工士が診療立ち会いを3度ほど重ね、審美的にもこだわり、もともとの美しい口元を再現されました。特に女性の場合、歯の形状、色、口元のふくらみ、歯の根元の角度などの調整がとても大切になってきます。これが可能になるのが、BPSデンチャー(超精密義歯)と経験豊かなラボ(歯科技工所)になります。

現在では、義歯にも慣れ、見た目も思っていたイメージに近いということで、大変喜んで頂いています。

ユアー歯科クリニックでは、治療前に相談の時間をお取りして、複数の治療選択肢の中から一緒に検討して頂いています。人数に限りはありますが、お昼休みや診療後を利用して無料相談も行っておりますので、ご活用下さい。

治療の概要

費用

上顎 BPSデンチャー 60万円(税込)
下顎 ミラクルデンチャー 右7654 35万円(税込))

治療期間と回数 10ヵ月(約20回)
副作用とリスク 慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。ごく稀に金属アレルギーがある場合があります。

 

義歯装着前

義歯装着後