症例

No.41「即時義歯で、歯がない期間がないことに安心しました」(50代 男性)

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即時義歯で、歯がない期間がないことに安心しました

今回ご紹介させて頂く金属床義歯の症例の方は、入れ歯情報サイトからの無料相談にいらっしゃいました。
無料相談はお昼か診療後に行うことが多いのですが、こちらの方は、仕事が終わってからがご希望でしたので診療後にお時間をお取りしました。
入れ歯無料相談を始めて、数年になりますが、できるだけ診療時間外の周りに他の患者様がいない時間帯に設定させて頂いています。
人数に限りがありますが、できる限りご要望にお応えしたく、診療後の夜の時間もお受けしております。

いらした時は、前歯のブリッジがぐらついており、診断の結果、重度の歯周病によりブリッジの土台となっている歯の何本かは保存することが難しい状態でした。
このことをご説明させていただくと、患者様は歯を抜いた後の治療の間は、歯がない状態になることを心配されておられました。
このようなケースでは、即時義歯と言って、歯を抜く前に型取りをして、その模型を元に歯を抜いた状態を想定した仮義歯を作成しておきます。
そうすることで、歯を抜いたその日に仮義歯を装着することが可能になります。
一つ目の仮義歯で噛み合わせを調整し、二つ目の最終義歯では初めからピッタリとした義歯ですぐに慣れて頂けるように治療を進めていきます。また、平行して他の歯の治療、歯周病治療も行います。

通常は抜歯後、1-3か月程度は抜歯窩の歯肉の状態が安定しないため、義歯を製作することができない場合が多いのに対して、この方法であれば安心して治療が受けられます。
ご本人も「歯を抜く覚悟はしていたが、抜いて歯がない状態がどうしても気になり、色々と歯医者さんを探していて、ネットで入れ歯の多い歯医者を探してここに来ました」とのことでした。

最終義歯については、できるだけしゃべりやすく、薄い義歯を希望されましたので、薄く違和感の少ないコバルトクロム金属床義歯を採用しました。
もう一つの選択肢として、超精密義歯BPSデンチャー(Biofunctional Prosthetic System生体機能的補綴システム)も検討しましたが、義歯以外の他の歯の治療とのバランスや、薄さの特性を生かした金属床義歯となりました。

義歯の治療では、見た目がどのようになり、どのくらい機能的に回復できるかが重要ですが、治療の期間中はどういう状態になるのか?という治療の途中経過も大切な要素になって来ます。
当院では、治療前に歯科医師とよく相談し、納得のいく状態で治療をスタートすることを重視し、入れ歯相談を行っています。どうぞ、お気軽に入れ歯無料相談をご活用ください。

治療の概要

費用

金属床 約35万円(税別)
上顎 右上421 左上124567

治療期間と回数 5ヵ月(15回)
副作用とリスク 慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。ごく稀に金属アレルギーがある場合があります。

 

治療前

治療後

金属床

金属床