No.34「かかりつけの歯科医院が閉院し困っていました」(70代 女性)
かかりつけの歯科医院が閉院し困っていました
こちらの方は、ホームページをご覧になって来院されました。
入れ歯が合わないので、良い入れ歯を作りたいというご希望でした。
長く通っていた、かかりつけの歯科医院が閉院してしまい、次に訪れた歯科医院では、インプラントを特に勧められたとのことで、インプラント以外の選択肢についても色々と相談に乗ってくれるところで義歯を作りたいと考え、当院の入れ歯相談にいらっしゃいました。
このように、これまでの通院されていた歯科医院が高齢のために閉院され、困ってしまうという状況は増えてきたように思います。
また、新たにお若い先生の歯科医院に行くと、比較的にインプラントを中心とした提案になることも多く、そこに違和感を感じるという御高齢の患者様のお話も伺う事があります。
この患者様はもともと右下の欠損部に保険の義歯(入れ歯)を長く使っておられました。
左下の欠損部はブリッジで治療されていました。今回このブリッジを支える土台の歯が深い虫歯になっていたことで、ブリッジを除去せざるを得ない状況だったため、ご相談の上、下顎左右奥歯の部分義歯を作製することになりました。
ブリッジを支える土台の歯はどうしても過度の負荷がかかるため、日ごろしっかり歯磨きに気をつけていても様々な理由により長持ちさせることが難しい場合があります。
特に、神経をとっている歯では、神経がある歯よりももろくなっており、虫歯が再発しても痛みを感じにくいうえ、複数の土台で支えて固定されているため変化に気づきにくいという欠点があります。
そういったケースで、止む無くブリッジから部分入れ歯になる方が多数いらっしゃいます。
この患者様のご要望としては、目立たない、しっかり噛めるものに作り替えたいということでしたので、歯ぐきの形状や残存歯の状態や咬合力が強いと思われることなどから、コンフォートデンチャーのコネクトタイプをご提案した結果、ご納得頂きました。
コンフォートデンチャーは、はぐきに接触する面が人工シリコンで覆われており、ソフトなタッチで吸着もよく、一般的な保険の義歯から変えると、その変化に感激される方も少なくありません。
特に、今回は一番後方の歯がない状態(遊離端といいます)でしたので、しっかりした咬合力を得るには、コンフォートのコネクトが最良と思われました。
固定装置として金属の金具の代わりに、歯ぐきと見分けがつきにくい樹脂でできたアームも、十分な強度と適度なしなりがあり、ぴったりとフィットする義歯となっています。見た目もスマートで、女性にも人気があります。
また、コンフォートデンチャーのもう一つの特徴として、メーカーの「保証制度」が付与されており、患者さんの安心につながっているところも好評です。
詳細は、歯科医師まで問い合わせください。
治療の概要
費用 |
左下7654 右下4567 |
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治療期間と回数 | 4ヵ月(12回)義歯の治療のみ |
副作用とリスク | 慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。 |
治療前
治療後
治療前
治療後
コンフォートデンチャー
コンフォートデンチャー