症例

No.19「ウェルデンツは軽くてつけているのを忘れます」(60代 女性 千葉市)

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特殊樹脂で製作された、軽くてしなやかな審美義歯

入れ歯(義歯)といえば、金具のフックがついた義歯が主流でしたが、現在では見た目も美しい特殊素材の審美義歯が増えてまいりました。

船橋駅前(千葉県)にあるユアー歯科クリニックでも、見た目に気を配ったノンクラスプデンチャーをご希望される患者さんが多く受診されます。

特に、当院で扱っている部分義歯は、見た目重視で咬む機能は二の次という審美義歯ではなく、目立つ所に金属の金具が露出しないように設計できる部分義歯で、当然の事ながら咬む機能を十分考慮した部分義歯です。

その中でもこのノンクラスプデンチャーは、特殊樹脂で製作されており、軽くてしなやかな審美義歯として、多くの患者さんに選ばれている人気の部分義歯です。特に、女性は入れ歯(義歯)をお選びいただく時に、非常に見た目に気を使う方が多くいらっしゃいます。ですから、女性の方に、とても喜ばれるのがノンクラスプデンチャーです。

今回は、このノンクラスプデンチャーを採用された患者さんのケースをご紹介してみたいと思います。

ノンクラスプデンチャーの大きなメリット

こちらの患者さんは、以前、(他の歯科医院にて)左下の奥歯のインプラント治療をしたことがある方でした。そして、反対の右下奥に欠損(歯が抜けている状態)がありました。

この右下奥の歯が抜けている状態の歯科治療の方法として、患者さんは『この部分は大掛かりな治療ではなく、比較的手軽な治療の入れ歯(義歯)を選択したい』というご要望がありました。(補足:一番奥の歯のため、ブリッジで両側の歯に橋渡しする方法はできませんでした)

この段階で、様々な歯科治療の選択肢はありますが、まずは患者さんにとってベストな提案をしつつ、患者さんのご意向を考慮した治療になることが多いです。当院では、丁寧な説明とインフォームド・コンセントに配慮しつつ、治療を進めております。

そんな治療の選択肢の中で、義歯による歯科治療は、①治療の期間、②費用、③周囲の歯や身体に対する負担など、全てにおいて非常に負担の少ない治療方法です。

また、部分義歯は取り外しができるためお口の中や歯の隅々までお掃除がしやすく、とても管理しやすい治療方法なのです。そこで、こちらの患者さんにはノンクラスプデンチャー(部分義歯)が採用されることになりました。

特に最近では、今回の患者さんのように、1本の入れ歯の場合等は、針金のフックが見えなく大きな床がないタイプのノンクラスプデンチャーとなることが多くなっています。中でも、今回採用した「ノンクラスプデンチャー」は、大きくマスコミでも取り上げられことで、よく問い合わせをいただきます。当院では長く採用している入れ歯です。

ノンクラスプデンチャーの大きな特徴として、軽くて割れない、さらに適度にしなりがありフィットするなどがあります。他にも、無菌性樹脂素材なので清潔で安心してお使いいただけますし、もちろん金属を使用していませんから、アレルギー等の心配も不要です。

さらには、小さく設計されていますので、違和感にも慣れやすいというメリットもあります。ただし、金属床義歯などと比べると耐久性という点では劣ることはありますが、定期的に作り替えができるような手軽なところも利点です。こちらの患者さんのように、「大掛かりな治療はしたくない」という方には、非常にメリットの高い部分義歯だということが言えます。

「ウェルデンツは軽くてつけているのを忘れます」

下記の写真を見ていただいてもお分かりになるかと思いますが、今回の患者さんのようなコンパクトで床がないタイプのノンクラスプデンチャーは、義歯の違和感も少なく、ご本人も「着けているを忘れるくらい。以前の入れ歯は舌触りがなれなかった。」とおっしゃっていました。

ただし、ノンクラスプデンチャー(部分義歯)は、ポリプロピレンという比較的柔らかい素材のため、表面にプラークがつきやすいため、定期的にクリーニングに来ていただくことをおすすめしています。この方は、それを実行されているため、いい状態を維持され喜んでいただいています。

歯が1本でも抜けてしまうと、患者さんも非常にショックが大きいものです。歯が抜けてしまったら金具の見える入れ歯になってしまうのではないか…と思い、なかなか歯科医院に足が向かなかったり、インプラント治療をすすめられたら費用の部分で心配だ..など、様々な不安な気持ちにかられるかもしれません。

このような思いから、1本抜けだけだったら、そのままにしておこうと思ってしまい、歯の治療を後回しにしてしまう方も多くいらっしゃいます。しかしながら、1本でも歯が抜けてしまった状態というのは、お口の中の咬み合わせのバランスが崩れてしまう事であり、これらにより、他の歯に負担がかかったり、上手く咬むことができていなかったりします。

さらには、咬合(咬み合わせ)が悪いことにより、頭痛や肩こりなどの全身に影響を及ぼすこともあります。

『たかが1本、歯が抜けただけ』と、治療を後回しにすることなく、お気軽にご相談いただければと思います。
特に、見た目が気になる女性の方にも、できるだけ見た目に優れ、機能性も考慮した審美義歯(部分義歯)も多数ございますので、患者さんのご意向を考慮した歯科治療をご提案させていただきます。

ノンクラスプデンチャー(部分義歯)

これまでは金属のフックで支えるタイプの部分義歯が主流でしたが、昨今では、金属が見えない自然な見た目のノンクラスプ義歯が注目されるようになりました。中でも、ノンクラスプデンチャーは、特殊樹脂で製作されており、軽くしなやかな審美義歯です。

治療後

ウエルデンツ