症例

No.33「コンフォート義歯ができる歯医者を探していました」(30代 男性)

症例

コンフォート義歯ができる歯医者を探していました

こちらの方は、ホームページで検索され、コンフォート入れ歯を扱う歯医者を探されて来られました。

最近、問い合わせの多いのがコンフォート入れ歯です。

これは、はぐきに当たる面が人工シリコンで覆われており、適度な柔らかさがあることで食べ物を噛んだ時の痛みを軽減し、なおかつしっかりとフィットする義歯(入れ歯)です。
様々な改良を加え、耐久性が増し、取り扱える歯科医院も増えてきたことで広く普及してきました。
特に、女性に好評な理由としては、ノンメタルクララスプタイプといって、針金の金具を目立つところに使わない審美義歯としての特徴があるからです。

最初のカウンセリングでお話を伺うと2年ほど前にも、保険適用の一般的な部分入れ歯を装着されたのですが、噛みづらく、痛みもあり、自分には合わないと思い、暫く使っていなかったそうです。
自ずと、反対側の歯で噛むことが増えてしまったことで負担過重となり、様々な悪影響が起こってしまいました。
そのひとつが片側の歯に慢性的にかかる強い力により歯に亀裂が入り、そこから虫歯が起こってしまう状態で、気付かず放置しておくとどんどん進行しまいます。

一見、片方の奥歯が数本なくても、反対で噛めてしまうため、あまり気にならないという方もいらっしゃいます。
しかし、欠損を放置してしまうと様々な他の歯への悪影響により結果的に両方の奥歯に不具合が生じる事となります。
さらに今度は前歯への負荷が強くなり、グラグラしてきたりして、ここで慌てて歯医者に相談する方がいらっしゃいます。

ポケットデンチャーという言葉があります。
最初の小さい入れ歯は、その使い勝手の悪さ、慣れないことから、使わなくなり、引き出ししまわれてしまうことを指します。
このポケットデンチャーになることはお口全体へ悪影響を及ぼすことから、軽視してはいけないことなのです。

この方のご希望は、見た目が綺麗で、しっかり噛めて 違和感がないということでした。
インプラント治療も選択肢として検討しましたが、海外に仕事で行く機会も多く、治療期間中や治療後の管理に不安があるとのことでしたので、インプラントと比べるとご自分での管理が簡単な義歯(入れ歯)を選択しました。
その中でも、特に希望にあったものとして人工シリコンのコンフォート義歯(入れ歯)でした。
1~2本くらいの欠損ではコンフォートの「ソケット」が適しています。
小さく、軽く、外から金属のフックが見えませんが、見えないところで金属でしっかり補強してあり、ある程度の耐久性も期待できるものです。
現在は「おかげで何でも噛めるようになりました」との感想を頂きました。

現在、コンフォート義歯は全国的に人気があり、製作できる技工所が混み合っており、製作期間が長く(3-4週間)かかることがあります。
ユアー歯科クリニックでは、コンフォート以外にも、部分義歯で評価の高いミラクルデンチャー、総義歯ではBPSデンチャーといった症例も多く、その方のお口の状態とご要望を考慮して、対応しております。

義歯でお悩みの方がおりましたら、お早目にご相談下さい。

治療の概要

費用

コンフォートデンチャー ソケット 約14万円(税込み)

治療期間と回数 2ヵ月(3回)義歯の治療のみ
副作用とリスク 慣れるまで口腔内で異物感を感じることがあります。

 

治療前

治療後

コンフォートデンチャー