症例

コンパクトな入れ歯でしゃべりやすいです

こちらの方はホームページで当院の「お悩み相談・入れ歯情報ページ」をご覧になり、相談にお見えになりました。

もともと他院で治療をしていたそうですが、前歯の差し歯が残せない状態との診断で、入れ歯と言われていたが審美的に納得できそうもなく色々と調べてみたそうです。
その中で、ミラクルデンチャーという存在を知り、近くでミラクルデンチャーを数多く取り扱っている医院がないかとインターネットで探して来院されました。

最近、ミラクルデンチャーの知名度が上がってきたこともあり、このようにミラクルデンチャーの指名で相談に来られる方が増えたように思います。

もともとは大阪の中川先生が開発された「外れにくく残っている歯を傷めにくい審美義歯」なのですが、その特性から女性に人気があり、遠くからの来院も少なくありません。
特に、当院の場合は最初に「相談だけ」でも対応可能としていることも影響しているかもしれません。

前歯の差し歯（前装冠）は連結されていたこともあり、冠の中でむし歯や歯周病の進行に気づきにくかったようです。ちょうどお忙しい時期もあり、本来必要であった定期検診に通えていませんでした。

最初に治療用の仮義歯を製作し、治療中に歯がない状態を無くし、噛み合わせの調整や新しい入れ歯に慣れていくリハビリの過程を設定しました。

仮義歯の際は、形状として奥歯まで床が延びていることで入れ歯を支える構造になっていました。その後、噛みあわせや前歯への力のかかり方などを精査した上で、最終義歯では奥歯までの延伸のない、非常にコンパクトな設計の入れ歯にできました。

フックが見えないように工夫し、裏側の金属で強度を保ち、咬合の特性を生かした設計になっており、両端のキーとロックの構造でしっかりと保定されています。これで軽く小さくなっても外れる心配が少ない入れ歯になりました。

現在、セット後も痛みがなく、「入れ歯の裏が小さくなってしゃべりやすい、違和感が少ない」とのこと。
これからは定期的にメンテナンスを行いながら、良い状態を一緒に管理していくことになりました。