はじめて入れ歯を使う方へ

入れ歯を入れて食べる姿勢(Vol.1)

はじめて入れ歯を使う方へ

はじめて入れ歯を使う方は、入れ歯のつけ心地に慣れるまで時間とトレーニングが必要です。入れ歯が合わないからと言って、つけずに食事をする生活が長く続くと、逆に顎の骨が薄くなってしまい、さらに入れ歯が合わなくなってしまいます。

骨は骨再生と骨吸収を繰り返して、私たちの身体を支えています。年齢が高くなればなるほど、その再生と吸収の動きが鈍化することに加え、使わないとさらに、骨の再生が阻害されてしまいます。

よって、入れ歯が合わないからといって、外したままの生活を続けることは良くないので注意が必要です。

はじめて入れ歯を使う人には、いくつかコツがありますが、まずは入れ歯をつけた状態で食事をする方法をご説明いたします。

まず、大切なのは、入れ歯をつけた状態ではできるだけ正面を向いて食べることです。下を向いてうつむき加減で食事をすると、入れ歯がカタカタして合わない感覚が生じることがあります。入れ歯になったら、せめて慣れるまでは正面を向いて食事することに意識をおいて食べてみましょう。

しかし、それでもなかなか合わないケースもあります。
その時は、我慢せずに歯科医院に相談に行って下さい。合わない入れ歯を使い続けることや、入れ歯をつけない食事を続ける事の無いようご注意ください。